El Mundo

世界89カ国に訪れた備忘録。

【アメリカ】 DCを移動するなら「SmarTrip」カードが便利!

スポンサーリンク

DCの地下鉄と路線バスについて紹介します。

2015年1月 1USD=約118円

はじめに

 

ワシントンDCを訪れた人は主に4つの公共交通機関を使うことになると思う。1つがタクシー、2つ目が地下鉄、3つ目が路線バス、4つ目がサーキュレーターだろう。

サーキュレーターは以前の記事(以下)で紹介したので、今回は説明を省略する。

【アメリカ】 DC市内を1ドル格安移動「サーキュレーター」 - El Mundo

 

DC滞在時、タクシー以外の交通機関を使って市内を移動してきた。この項では地下鉄と路線バスについて、そして使用して便利だったSmarTripカードについて記す。

DCでは地下鉄と路線バスを合わせて「メトロ」と言っており、地下鉄は「メトロレール」路線バスは「メトロバス」と呼ばれている。

 

SmarTripカード

 

DC版「Suica」と言えるスマートリップカード。地下鉄や路線バス(以下メトロバス)を使う人ならば是非所有しておきたいカードだ。

このカードを所有することで、地下鉄や路線バスの料金は変わらないのだが、ワシントンDCの地下鉄は時間帯、行先によって値段が違うし、メトロバスは1.75USDピッタシ、もしくはそれ以上のお金を支払う必要がある。そのため小銭を持ったり、一々地下鉄の切符を買う手間暇を考えたらカードを持つほうが便利なのだ。

おまけに地下鉄は紙のチケット発行に1USDの手数料がかかるし。

 

 

購入は至って簡単、地下鉄の駅構内にある専用の機械で購入するだけだ。

券売機近くにスマートリップ発行機はある。現金、もしくはクレカでの購入が可能。

現金で購入する場合、1ドル、5ドル、10ドル紙幣までしか使えない。20ドル以上はどこかで両替してこよう。

カードは10ドル。そのうち8ドルが実際に使うことができるので、カード発行代は2ドルとなる。Suicaとは違って使用済み返却をしても2ドルは戻ってこないので注意。

 

 

機械にお金を入れるとカードとレシートが出てくる。レシートは控えておこう。カードの履歴などの確認ができるIDが明記されている。

ちなみにこのカードはCVSという薬局でも購入できると案内に表記されているので、地下鉄の駅が近くにない人はCVSで手に入れてもいいかもしれない。

チャージは最高300ドルまで、駅の券売機や改札内のオレンジ色の機械でチャージが可能だ。券売機のカードのところにタッチすれば残金が出てくるので、確認しておくといいだろう。ちなみにチャージなのだが、10ドル分チャージしたければピッタリ10ドル払わないといけない。20ドルでお釣りを貰おうとしても、お釣りは出てこないで20ドルチャージされるので注意。

 

公共交通機関の料金と乗り換え制度

 

【地下鉄】

・オンピーク時(平日:始発~09:30、15:00~19:00 週末:深夜~終電)

初乗り:2.15USD 最大:5.90USD

・オフピーク時(それ以外)

初乗り:1.75USD 最大:3.60USD

・1日券(Full day):14.5USD

・7日券(オフピーク):36USD

・7日券(Full day):59.25USD

・28日券(Full day):237USD

 

※1 地下鉄は紙のチケット、もしくはカードで乗車

※2 紙のチケットは発行料1USD必要

※3 7日券(オフピーク)は紙チケットのみ、それ以外の乗車券はカード発行

※4 乗車する時間帯、行先で料金が違う

 

 

【メトロバス】

・レギュラー:1.75USD ※おつりはない

・エクスプレス:4USD

・空港バス(5A and B30):7USD

・7日券:17.50USD ※急行バスに乗るには1.75USD分カバーされている

 

 

【サーキュレーター】

・一律:1USD ※現金、スマートトリップカード払い可能

 

【乗り継ぎ制度】※SmartTripカード使用時のみ可能

・メトロバス⇒地下鉄:地下鉄乗車時50セントに割引

・地下鉄⇒メトロバス:バス乗車時に50セントに割引

・メトロバス⇒メトロバス:無料

・メトロバス⇒サーキュレーター:無料

・サーキュレーター⇒サーキュレーター:無料

・地下鉄⇒サーキュレーター:サーキュレーター乗車時に50セントに割引

※2時間以内マスト

 

乗り継ぎ制度はかなり便利だ。地下鉄からバス、その逆の場合は2回目の乗車時に50セントとなり大幅割引。メトロバス乗継の場合は無料だ。

2時間以内ならば可能なので、AからCという場所に行く時、Bを経由しなくてはならない。A⇒B、B⇒Cとバスを乗り継いでも1.75USDで済んでしまう。この方法を使って、買い物した後メトロバスで宿に戻り、荷物を置いた後再度メトロバスでダウンタウンに出かけたりした。

上手く有効活用すればかなり便利な制度といえるだろう。紙のチケットでは不可、ICカードの場合のみしか適応されない。カードを持ってDC内を安く賢く移動だ。

 

地下鉄

 

地下鉄は日本と同じように入る時と出る時にカードをタッチ/切符投入をしなければならない。後の乗り方は日本と変わらない。ホームに行って、電車を待って、車両に乗り込んで、目的地まで。

 

 

対面式のホームと島式のホームの駅があるので行先には注意。おまけに複数ラインが乗り入れている場合もあるので、市内なら問題ないけど、遠くに行く場合はしっかりと到着した電車のラインを電光掲示板で確認してほしい。間違って乗ると違う方向へ向かってしまう。

基本5~10分ぐらいで来るのでさほど待たされることはない。

 

 

路線図は色分けされているけど、電車の形は同じ。色も同じなので目印になるものは行先のところに出ている案内だけだ。車両はかなり大きい。一部日本製の電車もあるようだ。

 

 

駅構内はかなり暗い。間接照明だけに抑えられており、この暗さには驚くだろう。本や新聞を読む明るさではない。だけど治安の問題はない。安全な移動手段といえる。

 

 

車内は車いすやベビーカーを乗せられるほどの広さ。新聞や本などの活字を読む人はほぼいなくて、スマホを眺めたり、人と話したり、音楽を聴いたり、ボーッとする人が殆ど。

 

 

路線によって乗る人も違っており、レッドやオレンジ、ブルーラインなどワシントン西部に向かう電車は一番階層の高いプロフェッショナル(専門職)が住むエリア。

反対の東側は専門職の助手やブルーカラーの上位が住むエリア。

グリーンラインの北側は職長と呼ばれるトレードマンが住むエリア、反対の南側は労働者が住むエリア。

アメリカの階層は、プロフェッショナル→セミプロフェッショナル→トレードマン→ワーカーとなるので、エリアごとに色が違うのだ。

治安も少しは関係してくるだろうけど、路線によって身なりや肌の違うことが分かるので、そういう面では面白い。

 

 

ワシントン地下鉄は1日あたり約70万人の人が使っているようだ。都心への通勤客の約40%は地下鉄利用。ニューヨークの55%に次いで全米第2位の数字である。

公共交通機関が整えられているので、地下鉄利用は容易だろうし、ワシントンは渋滞が深刻な社会問題となっているので、時間を計算できる電車移動は便利であろう。

 

 

ワシントン地下鉄は冷戦時代の1970年代に作られているので、駅がかなり深いところに位置する。入口の雰囲気から分かるように、シェルターとしての役割も期待されていたからだ。どこか某モスクワ地下鉄を思い出すエスカレーターの長さであった。

 

 

ワシントン地下鉄の特徴的なところは、「乗り越し精算」ができることだろう。

海外の地下鉄だと均一料金か、ゾーン制度で乗り越し精算なんか出来ることはないし、乗り越しをしようとしてもキセルと見られて罰金を受ける場合もある。

しかし、DCは違う。しっかりと改札内にオレンジ色の乗り越し機械があるので、切符を買い間違えても、気分が変わった場合でも清算できるのだ。ハイテクなサービス。

 

◆メトロバス

 

DC内を網の目のように走っているのがメトロバスだ。街中を歩いていれば「metro bus」と書かれた大きな車体を何度も見ることになるだろう。

旅行者はあまり使わないだろうけど、DCのメトロバスはかなり分かりやすいと言える。それはDCが碁盤の目のような町設計をしているため、現在地が把握しやすいこと。そして通りの名前が数字やアルファベットなので覚えやすいこと、また車内アナウンスと表示があるので分かりやすいこと、停留所も交差点が殆どなので単純明快なところだろう。

 

 

路線図はメトロのページから見ることができる。

http://www.wmata.com/bus/?forcedesktop=1

バスの系統によって本数も変わってくるのだが、大通りを走っているような系統は5~10分間隔ぐらいで来るのでさほど待つことはない。停留所によっては屋根やベンチもある。

 

 

バスは前乗り、降りるのはどこからでも。乗車したらカードをタッチするか現金を支払う。目的地で降りる場合、アナウンスや前の停留所を過ぎたら、窓の近くについている黄色いロープを引っ張るか、棒についているボタンを押す。

停留所に着いたら近いドアから下車するといいだろう。

 

 

NYもSFもLAもDCも、町が碁盤目のため地図を把握しやすいし、停留所の案内も出してくれるのでかなり親切。日本の路線バスよりも使いやすいといえるだろう。通りの名前が分かりやすいというのもDCは高評価だ。迷っても何とかなる。

 

 

路線によって雰囲気が違うのも面白い。H通りを走るX2番バスは黒人が多く住むエリアを通るため、客の殆どが黒人系。ある時に乗ったバスは運転手さんがヒスパニック、客もヒスパニックで公用語がスペイン語であった車も。ドライバーのほとんどがアフリカ系アメリカ人だけどエリアごとに色があるのも見ていて面白い。

やっぱりというか、白人の乗客は全体的には少なくて、黒人やヒスパニック系が殆どであった。

まとめ

 

ワシントンDCの公共交通機関について記した。

サーキュレーターについては別にまとめているので、そちらを参考にしてもらいたい。

 【アメリカ】 DC市内を1ドル格安移動「サーキュレーター」 - El Mundo

 

地下鉄もメトロバスも使いこなせば、かなり便利な移動手段となる。特にスマートリップカードを持てば、細かいお金の心配もいらないし、乗り継ぎ制度によって効率よく目的地に向かうことができる。

そこまで高い値段設定ではないので、2,3日滞在する人は購入しておくといいだろう。地下鉄もメトロバスも複雑なものではないので、旅行者は容易に使えるはずだ。