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【コロンビア】 エル・ドラード国際空港⇔市内のアクセス方法(ボゴタ)

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ボゴタのエル・ドラード国際空港と市内のアクセス方法をまとめました。

2015年2月 1COP=約0.05円

 

◆はじめに

 

ボゴタのエル・ドラード国際空港、コロンビアの中でも最大級を誇る空港で、コロンビアにやってくる旅行者の殆どはこの空港を使うことになるだろう。
市内へのアクセス、市内からのアクセスはとても簡単だ。
タクシー(25,000ペソ=約1,250円)を使うのも便利ではあるけども、公共交通機関を使ってかなり楽にアクセスできるので、ご紹介する。

 

↑コロンビアのタクシーは全て黄色に統一、滅茶苦茶客待ちしている。

 

◆空港⇒市内

 

空港から市内までのアクセス方法は2パターンあるので、それぞれ紹介。それぞれ公共のバスを使う方法だ。
乗り場までは以下の通り。到着ターミナルの出口「5」又は「7」を出ると、目の前に路線バスのバス停がある。ここが空港の発着地点となる。

出口5の前には両替所と各銀行のATMもあるので、お金を用意しておこう。


1.無料連絡バス(緑)+トランスミレニオ(J6)

 

空港から市内へ向かう殆どの人が使うルートだ。
空港から緑色の無料連絡バスに乗り、トランスミレニオのターミナル駅へ。そこから専用道路を走るトランスミレニオに乗り、市内へ向かうというパターン。

 

 

乗車は緑色のバス停が目印。平日~日曜まで休みなく運行している。朝晩にも対応しているので、どの時間帯でも乗車可能だ。
この緑色のバスは、トランスミレニオの支線的な役割をしており、主に住宅地を走行。運賃は全て無料。目的としては、トランスミレニオに乗せるため、かつ車を使わせないので、このような措置を取っているのだ。

 

 

緑のバスに乗り終点の「Portal Eldorado」へ向かう。だいたい10分ぐらいで到着だ。
エル・ドラードはトランスミレニオのターミナル駅。降りると、トランスミレニオへ通じる改札がある。トランスミレニオに乗車するには専用のカードが必要。

 

 

以上の2種類あるのだが、tullaveというカードは使えるエリアが限られているので、赤のカードを購入しよう。カード発行料2,000ペソ(約100円)。

 


乗車運賃は1,500ペソ(約75円) or 1,800ペソ(約90円)。時間帯で値段が違う。カード購入時にはお金は入っていないので、購入時にチャージも一緒に行う。

 

 

トランスミレニオは一律料金。一度改札に入れば、改札を出るまでどこまで行っても同一料金。便利なシステムだ。
専用道路を走るので、渋滞知らず。ラッシュ時はタクシーよりも早く移動できる上、移動時間の計算もできるので非常に楽。

 

 

さて、エル・ドラードから各エリアへ向かうのだが、ボゴタのトランスミレニオはエリアごとに番号が分かれている。
Zonaと言うゾーンが「A」「B」「C」「D」「E」「F」「G」「H」「J」「K」「L」+「M」と12個もあり、行先によって乗るバスも変わってくる。

ここで一つ一つ紹介しても長くなるので、各エリアへ向かう路線を簡単にまとめた。

 

★ラ・カンデラリア(旧市街)へ向かう場合
【バス番号】J6 -Universidades行
【下車駅】Universidades(終点)

 

★ウサケンへ向かう場合
【バス番号】 M86 -Calle 116行
【下車駅】 Calle 116(終点)

 

★Zona Gへ向かう場合(ヒルトンとか)
【バス番号】 M86 -Calle 116行
【下車駅】 Carrera 7 y Calle 71

 

となる。バックパッカーなどが宿泊する旧市街へは「J6」のバスで1本だ。終点なので迷うことはない。


Universidadesから連絡通路で繋がっているLas Aguas駅まで行き、そこからラ・カンデラリアまでは歩いてすぐだ。
1,800ペソ(約90円)で空港から旧市街まで行けるので、かなり安い。簡単。

 

 

もし、空港からバスターミナルに行きたければ「J6」に乗り「El Tiempo」下車。
そこから10分ほど歩くとバスターミナルとなる。

 

行先別にホームが分かれているので、番号を確認して乗車しよう。
路線には「普通」「快速」「通勤快速」とあるので、路線図は要確認。番号一桁のバスは普通、二けた以上が快速となる。

 

2.トランスミレニオ(M86)

 

もしトランスミレニオのカードを持っていたら、乗り換えなしで行けるM86が便利だ。カードを持っていない人は使えない。

 

 

乗車は赤のバス停が目印。
このバスは、空港からエル・ドラードのターミナルまでは緑の連絡バスと同じルートを走行。その後エル・ドラードのターミナルからはトランスミレニオの専用道路を走り、中心地へと向かう。

 


Museo Nacionalまではトランスミレニオの専用駅を走り、それ以降は一般道路のCarrera 7を走行。なので普通のバス停を通過するため、車両の両側にドアがついているのが特徴的だ。

 

 

旧市街へは直接行かないので、ラ・カンデラリア(旧市街)へ行く場合は、エル・ドラードのターミナルでJ6に乗り換えればよい。

緑バスからの長い連絡通路を通る必要はなく、専用ホーム上での乗り換えとなるので、乗り換えが楽。
ウサケンやZona Gなどに行く時は、これで1本なので便利だ。


◆市内⇒空港

 

市内から空港へ向かう場合、上で紹介しているアクセス方法の逆のことをするだけでよいのだが、緑の連絡バスを使わない方法もある。

 

1.トランスミレニオ(K6)+K86

 

旧市街から空港へ行く場合、一番簡単で楽な方法がこれだ。緑の連絡バスは使用しない。面倒だからだ。
旧市街起点の「Universidades」駅から「K6」(Portal Eldorado行)に乗車。Universidades駅はLas Aguas駅と連絡通路で繋がっているので、近いほうから入場しよう。

 


専用カードが必要となるので、詳細は「◆空港→市内」の「1番」を参考してもらいたい。

K6」と書かれたプラットフォームでバスを待つ。バスに乗車したら終点まで1本。だいたい20分~30分ぐらいで「Portal Eldorado」に到着だ。


ここで本来なら緑の連絡バスに乗り換えるのだが、長い連絡通路を通るため、荷物が多い人からしたらとても面倒。しかし、同一ホーム上で乗り換えて行ける方法があるのだ。

 

 

ホームを降りたら、同じホーム上にある「K86」のバスを探そう。これも空港へ行くバス。緑の連絡バスと同じルートを通り、国内線・国際線ターミナルが終点だ。

 

↑K86のバス、1両編成。


これを使えば、面倒な乗り換えも必要なく、楽に空港へ行ける。ターミナルから空港までは10分ほどだ。到着階に着くので、出発エリアまではエスカレーターをあがるだけでOK。

ウサケンやZona Gなどから空港へ行く人は「K86」のバスに乗ると楽。Carrera 7沿いを走るので、そこのバス停で捕まえよう。


2.トランスミレニオ(K6)+緑の連絡バス

 

どうしても「緑のバスに乗りたい!」という人のためにご紹介。
旧市街からK6に乗り、終点に着いたら、連絡バスの案内があるので、「Localidad Engativa」のほうへ向かう。一度改札を出て、連絡通路を歩いていけば、緑バスの乗り場に。

 

 

「Aeropuerto」という案内があるので、そこから乗車。10分に1本ぐらい出ている。

 

 

他の行き先のバスと同じホームなので、乗り間違いには気を付けて。乗車料金はトランスミレニオからの乗り換えなので無料となる。
これで空港までは10分ぐらい。終点だ。


◆おわりに

 

空港と市内のアクセス方法をまとめた。ボゴタはバスが空港まで出ているかつ、システムが複雑ではないのでとても分かりやすい上、安い。わずか90円だ。
トランスミレニオはホームにカメラがある上、交通警察が各駅に常駐しているので、治安はとても安全。スリに気を付けるぐらいで、怯える必要は全くない。

個人的にオススメしたいのは、「K86」「M86」を有効活用すること。かなり便利な路線となるので、覚えておくといいだろう。