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【スペイン】セゴビア:スペインの大平原にポツンと浮かぶ小さな教会「La Vera Cruz」

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セゴビアにある小さな教会へと行ってきました。

 

◆はじめに

 

前回スペインを訪れた際に、水道橋と旧市街を見るためにセゴビアへと訪れた。

マドリッドからバスで2時間程のところに位置する町。こじんまりとした様子で歩いていてとても楽しかった。

水道橋や旧市街という面白さもあったのだが、一番よかったのがアルカサルから見えた「教会」であった。

観光客も誰も訪れなさそうな小さな教会、僕は見た瞬間に「いいな、これ」と感じたほどだ。

今回は僕が訪れた"小さな教会"をご紹介する。

 

セゴビアという町

 

マドリッドの北西へ95km。バスで1時間半ほどの距離にある都市。観光客もさほど多くはなく、全体的にはこじんまりとしている町だ。

 

セゴビアにはいくつかの観光スポットがある。

例えば水道橋。

 

 

セゴビアの一番の名所ではないだろうか。広場から眺める水道橋は大きく、とても素敵だ。
これがローマ時代から残されていることに驚きを隠せない。もちろん修復はしているだろうけど。


次にアルカサル。

 

 

ディズニーの『白雪姫』のモデルにもなったと言われる城だ。

スペインの町に訪れると必ずと言っていいほど、城塞の跡が残されている。

 

そしてカテドラル。

 

 

マヨール広場横のカテドラル。 スカートを広げたような優美な姿から「大聖堂の貴婦人」とも称されているようだ。

 


◆小さな教会


アルカサルを訪れた際、展望台からスペインの大平原を眺めていた。

その時に1つの教会が僕の目に入ったのだ。広大な大地の中にポツンと立つ小さな建物。僕は凄く興味を惹かれた。そして行ってみたいと感じた。次の瞬間には足はその場所へと向けられていた。

 

 

教会へ向かうには一度下まで降りて、少し登り坂を上がっていかないといけない。

 

 

緑に囲まれた道を進んでいく。

 


そして階段と坂道を下り、小さな住宅街へと入っていく。

 

 

スペインらしい建物だ。

 

 

アルカサルを下から眺める。さすがにここまで来ると観光客の姿は見られない。

 


途中似たような教会があったけどスルーをする。

 


交差点を曲がると、見えてきた。お目当ての教会だ。

 


スペインの大平原にポツンと建つ教会。
その名も「Iglesia de La Vera Cruz」。

 

 

ガイドブックを参照にすると以下の事が書かれている。

"スペインでは珍しい12角形の教会。13世紀にテンプル騎士団によって建てられた。礼拝堂には、騎士たちの武器が置かれていたという石の机や、キリストが磔刑に処された十字架の聖遺物がある。"(地球の歩き方 "15~16" より)

 

 

中世の姿をそのまま残している教会。月曜と火曜の午前を除いては入場が出来そうなのだが、僕が訪れた時には閉まっていた。

なので凄くこじんまりとしており、周囲にいたのは僕だけ。教会を独占している気分だった。

 

 

12角形という珍しい形。あまり他の国で見たことがない。しかもテンプル騎士団が建てて、ひっそりしているのがロマン溢れている。

 

 

教会を眺めたところで、再び旧市街へと引き返すことにした。個人的には好きな教会だ。スペインの大平原を眺めながらゆっくりと歩く。

 

◆おわりに

 

今回はスペイン・セゴビアの小さな教会を紹介した。

中には入れず外から眺めるだけども、ローカルな雰囲気やスペインの大平原を感じるには凄くいい場所だ。

旧市街から少し歩く上、アップダウンもあるので足腰が弱い人はタクシーなど使うと便利かもしれない。

めちゃくちゃオススメするわけではないけども、時間に余裕がある際は散歩がてら訪れてみてはどうだろうか。