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【NY】 僕がNYの地下鉄で感じた1つの「違和感」。

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僕がNYの地下鉄に乗っていて感じた「違和感」をご紹介します。

2015年11月 1USD=約120円

 

◆はじめに

 

4度訪れたニューヨーク。僕にとっては世界一魅力的な場所であり、移住できるものならば移住したいと思うほとだ。
NY滞在中にいつもお世話になっていたのが、地下鉄と路線バス。NYのあちこちで動いているので、どこに行くにも便利。
7日券を使えば乗り放題だったので、ちょっとした移動でも使っていた。
数多く使った地下鉄とバス、この時に感じた「違和感」を紹介する。

 

◆張り紙を見ないニューヨーカー

 
 

僕が感じた「違和感」は「張り紙を見ない」ということ。一度ならまだしも二度、三度と同じような光景を見てきた。
「ニューヨーカーって目付いてるの?文字読めないの?」と感じてしまうほどであった。

 

 

最初の事例。
4,5,6号線の「Brooklyn Bridge – City Hall」駅で。
NYの地下鉄は4,5,6や1,2,3、A,Cなど同じカラーでも路線がいくつかある。そこでは線路が複々線になり、普通(Local)と急行(Express)で分かれる。

 

 

この4,5,6の場合なら、マンハッタン内は「6」が普通、「4,5」が急行で別々の線路を走ることになる。
「Brooklyn Bridge – City Hall」駅は6号線の始発、4,5も停車するため、

 

######6号線######

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            島ホーム

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######4,5号線######

 

という状態になっている。僕が乗車した当日は6号線がいつものホームではなく、「4,5号線ホームから始発する」ことになっていた。

 

↑ホームの張り紙の一例。英語の他に路線によって張ってある言語が異なる。


これはMTAのHPやアプリにも載っていて、張り紙もホームのあちこちに貼ってあった。ホームの支柱1本ごとに貼ってあるので、どこにいても見れる状態。
もちろん階段からホームに到着した瞬間にも見れるようになっている。
6号線に乗る予定があった僕はその張り紙を見ていたので、4,5号線のホームで待っていた。ふと周囲を見た瞬間、僕は目を疑った。

 

↑写真はイメージ。

 

4,5号線に待つ人もいるが、止まるはずもない6号線のホーム前で人が待っているのだ。スマホや音楽を聴いている人もいれば、普通に立っている人もいる。

「え、なんで」と思う。張り紙には「止まらない」と書いてあり、日時も間違っていない。MTAがこの張り紙で嘘を付くことは殆どないはずだ。

しかし、6号線の前に立つ人は減るどころか、増えていく。英語の案内しかなかったけど、どうみてもヒスパニック系やアジア系よりかは白人系や黒人系である。

英語を読めない人ではないはず。何故6号線の前に立つのだろうか、僕が間違っているのか、と疑ってしまうほど。

 
 
 

すると掃除のおばちゃんが「6号線はここに止まらない、左に移って」と声を出した。すると全員が「あらま」というような顔をして4,5号線のホームへ来たのだ。
僕は驚いた、何故至るところまで張り紙があるのに、ホームの前に立つのかということが。普段の感覚なのだろうか、それにしても広告が目に入らないわけがないので、おかしい。

 
 
↑写真はイメージ。
 

6号線の電車は予定通り4,5号線のホームへ入ってきた。"ニューヨーカー"は何気ない顔で電車へと乗り込んでいった。

 

次の事例。
ブルックリンの「Broadway Junction」駅。

ここはA,C,L,J,Zが通っており、大きな乗り換え駅となっている。僕も何度か利用したことがあるけど、少し治安が悪そうな雰囲気が漂っている。

この駅はAとCが地下、LとJ,Zが地上駅となっており、乗り換えには時間がかかる。僕がAからLへ乗り換えようとした時、とある張り紙を見た。

 

↑地下鉄が運休している区間はシャトルバスが運行する。

 

「Lは Myrtle-Wyckoff AvenuesからRockaway Parkwayまでは動いていない。シャトルバス使って」という広告だ。このBroadway Junction駅は運休区間内にあるためLに乗り換えることはできない。
なのでシャトルバスを使うことにした。でも興味本位でLのホームまで行ってみることに。どんな状況で駅が閉鎖しているのかが気になった。

 
 
 

A,CのホームからJ,Z,Lまではエスカレーターと通路をあがっていく。J,Zは同じでLは単独だ。J,Zに乗り換える人も多い。通路には等間隔に「Lは動いてない」という広告が貼っており、誰もが目にできる状況。Lのホームまで行くとロープがしてあり、出入りできないようになっている。そして係員がいる。

すると通路を上がってきたおばちゃんが一言。「え、動いてないの!?」と係員に聞く。あれ聞き間違いか、と僕の耳を疑うほど。

あんなに貼ってあったのによく気づかなかったなおばちゃん、するとおばちゃん以外にも数人がやってきて状況を見て引き返していく。

 
 
 

はたまた驚いた。情弱すぎないかと。人間の本能だろうか、自分しか見ていないというのは。
ニューヨーカーは結構身勝手な人が多い。もちろん良い人もいるけど、色んな人が集まっているので、変な人も沢山いる。

 
 
 

張り紙を見ない人が多いからか、アナウンスでも一々あるし、該当する駅には係員が沢山いる。
日本でもたまにいるけど、NYはその比ではない。

 
 
 

こういうNYの状況を見ていると、いつテロにあってもおかしくないと思ってしまう。
張り紙見ていない人が殆どだと「明日この駅でテロが起きます。使わないでください。」と広告されていても、普通に駅を使いそうな人がいて怖い。
もちろん見ている人もいるだろうけど、ここまで酷い状況だとは思わなかった。学校で「張り紙を見ましょう」と教えたほうがいいんじゃないのかな。

 

◆アナウンスを聞かないニューヨーカー

 
 

上述では「視覚」を紹介したが、今後は「聴力」に関してだ。
ニューヨーカーは張り紙を見ないし、アナウンスも聞かない。

 
 
 

僕がFラインでブルックリンへ向かっている時。
ブルックリンではFラインはLocalに動く。だがNYお馴染みの「突然急行になるor普通になる」サービス。こちらとしてはいい迷惑なのだが、しっかりとアナウンスがある。

 

↑新しい車両には電光掲示板がついているので分かりやすい。

 

今回は「ブルックリンでは急行になる。Jay Street – MetroTechを出ると7Avまで止まらないので、他の駅使う人は乗り換えて」というもの。
僕は7Avで降りる予定だったので「ラッキー」と思いながら、このままJay Stで降りずに乗り続けていた。アナウンスを聞いて、何人かはJay Stで降り、同じホームで「Local」を待つ。

 
 
 

Fは予定通りかっとばし、途中駅を通過していくのだ。すると僕の前にいた白人系の女性が「あれ?」という顔をして、僕に聞いてきたのだ。

「この電車は急行なの?」と。彼女はJay Stの前から乗っており、アナウンスも当然聞いているはずだ。雰囲気や素振りから観光客だとは思えないし、第一観光客でも英語を話していることから、アナウンスは分かるはずだ。

 

僕が「急行です、7avまで止まらないよ」と教えてあげると、「うそー」というような顔をしていた。
苦笑いになってしまったけども、あなたは電車で何をしていたんだ、と聞きたくなってしまう。ボーッとしていたのかな、と考えてみたけど、それにしても気の毒なものだ。

 
 
 

彼女は7Avで降りて反対側へと引き返していった。そこで僕は再び目を疑った。彼女だけではなく20人ほどが反対側のホームへと降りていくのだ。
もちろん7Avから近い方の駅に行く人もいるかもしれない、しかし足早に向かう人は「乗り間違い」をした人だろう。

 

 

NYでは日常茶飯事だ。地下鉄に乗る際はホームの張り紙とアナウンスを注意して聞いている。予告しないことが突発的に起きるのがNY地下鉄の特徴だ。

 

◆おわりに

 
 

何となくではあるけど、僕がNYで感じた違和感を紹介した。別に否定はしないし、東京とNYで風土が違うので一つの個性であるとは考える。
このデジタルなのにアナログ感は実にNYらしい。ここが結構好きだったりする。
もしNYに訪れたならば、少し意識してみると面白いのかもしれない。