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世界89カ国に訪れた備忘録。

【タイ】"Made in JAPAN"で話題の「パープルライン」に乗ってみる。

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8月半ばに開業したパープルラインに乗ってみました。

2016年8月(2017年8月12日追記) 1THB=約3円

 
◆はじめに
 

 

バンコクに訪れたら是非乗ってみたい公共交通機関があった。それがパープルラインだ。
 
今回はパープルラインに乗った記録を紹介する。
 
◆パープルラインとは
 
 
そもそもパープルラインとはなんだ、というところから話は始まるだろう。
パープルラインとは、バンコクのMRTが運行する電車で、8月半ばに開業した出来立てほやほやの路線なのだ。
 
 
僕がこのパープルラインに興味を持ったのは、パープルラインが「日本連合」によって完成されたということである。
「日本連合」というのは、JR東日本、丸紅、東芝が共同で車両や地上設備のメンテナンス業務を請け負うなど、日本の企業が協力して完成されたということである。
 
 
元々は円借款プロジェクトに日系企業が参加しているのだが、地下鉄のブルーラインも日本の協力によって成り立ったのである。
 
さて、このパープルラインだが、高架鉄道で郊外に伸びてる。観光客が使う路線ではなく、バンコクの郊外エリアとバンコク北を結ぶものなのだ。
 
なので、乗り継ぐ路線はなく、MRTブルーラインのBang Sue駅からバス、または国鉄で乗り継がなければならない。
 
◆MRTからの乗り継ぎ
 
 
「乗り継ぎめんどいな」と思う方もいるだろうが、結構乗り継ぎは簡単である。
Bang Sue駅に着いたら、改札へ向かおう。この駅は改札が1つだけなので分かりやすい。
 
 
改札まで、そして改札からも嫌なほど乗り継ぎ案内が貼ってあるので、間違いようがない現状である。
 
 
ここでは乗り継ぎが楽なバスの方法を紹介をする。
バスは2番出口。エスカレーターを上がっていくと、バスターミナルの中に出てくる。
 
 
そのまま右へ曲がり、道路を渡ったところがバス停だ。写真右にバスがちょうど到着するところ。降り場/乗り場共に同じ。
 
 
バスは6-8分間隔。オレンジエアコンバスで無料で乗ることができる。
 
 
 
バスに乗って5分ほどで、パープルラインのタオ・プーン(Tao Poon)駅に到着。
 
 
そのまま降りたところから戻り、エスカレーターを上がっていくと切符売り場に出る。
ちなみに、パープルラインのエスカレーターやエレベーターは三菱電機という「Japan」。
 
→追記。
2017年8月11日(金)にMRTが「Tao Poon」駅まで延伸しました。
なので乗り継ぎバスなどに乗る必要はなくなり、アソークやホイクワンなどから1本で行けることになりました。
 
◆パープルラインに乗る
 
 
MRTだけど、パープルラインとブルーラインのチケットは別。ブルーラインの一日券も使うことはできない。
 
 
券売機、または窓口で買うことが可能。券売機では100THBまで紙幣は使える、お釣りは全てコイン。
 
 
終点まで42THB(約126円)。MRTとそこまで値段は変わらない。
 
 
チケットは同じくトークン。降りるときにももちろん使うので無くさないでしてもらいたい。
 
 
改札はこちらもブルーラインと同じ。なので出入りが多いと詰まる。さすがに日本企業に任せても、改札のシステムまでは変わらなかったか。どうにかしてほしいけど。
 
 
高架鉄道ということで、結構上までいく。なので駅からの見晴らしは最高。
MRTの延伸部分も見える。Bang Sue駅を出たら高架になるようだ。
 
 
全然ホームドア付き、島式ホーム。
 
 
 
車両はJR東日本。新しいし、何となくNew山手線にも似ている。
中ももちろん綺麗。わずか一週間ばかりの出来事だから、そら綺麗のまま。内装はブルーラインに似ているけど、これは土地柄というものがあるのだろう。
 
 
明るくて冷房が効いた車両が動き出す。次の停車駅も案内されるけど、たまに壊れている。大丈夫か。
 
 
始点から終点までは40分弱。景色はめちゃくちゃ変わるわけではないけど、高いところから見下ろすので、天気がいいと眺めが良い。バンコクの近郊ていう感じの雰囲気。コンドミニアムとか建て始めていたりして、これから開発していくのかなと。
 
 
 
車両はそこまで混んでなかった。日曜の昼間だったので若干心配になる。一般の客もいるけど、噂を嗅ぎつけてやってきたタイ人もいて、少しホッコリ。
 
とはいえ、毎日300万バーツ(約900万円)の大赤字のようだ。
なので、運賃を値下げということをするみたいだけど、下げても人乗るかな・・・。乗り換え不便なのが原因ぽいと思うけど。
 
運行システムとはJR東日本がやってるみたいだけど、運転はまだ慣れてないのか、停車する際にガクンてなるし、位置がずれて直したりとかでスムーズさはなかった。
その部分は追々直していってもらえれば(上から目線)。
 
 
目的地のバーンヤイ・マーケットで到着したところで下車。40分ほどの空中散歩を堪能することができた。
 
 
帰りの改札で見たけど、改札の数が少ないうえ、タイ式なのでスムーズに進まない。
なので人が詰まってしまう光景が。これどうにかしたほうがいいと思うし、人が少ない今でこんな状況だから、人が増えたらどうするんだろ。
 
◆おわりに
 
 
開業して一週間ばかりのパープルラインに乗ってきた。雰囲気はよし、ちょっと違ったバンコクを見れるので、興味がある人、時間がある人は乗ってみてほしい。