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El Mundo

世界88カ国に訪れた備忘録。

【コートジボワール】アビジャン:「西アフリカのニューヨーク」と呼ばれるプラトー地区を散策。

アビジャンのプラトー地区を散策しました。

2016年3月 1CFA=約0.2円

 
◆はじめに
 
 
「西アフリカのニューヨーク」。一体誰が言い始めたのだろうか。
アビジャンはこう呼ばれており、それはプラトー地区に高層ビルが乱立していることから由来するのだろう。
都会好きな僕からしたら、どのようなものか気になる。ということでプラトー地区を散策した。
 
◆プラトー地区

 

プラトー地区はアビジャンの経済・金融の中心だ。東京で言うところの丸の内、NYで言うところのマンハッタン・ウォール街周辺。
昔のバブル時代に建てられた古い高層ビルが多く、真新しそうなのはアフリカ開発銀行のビルぐらいだ。中にはテナントが殆どないビルもあるぐらいである。
 
 
ここが「ニューヨーク」と呼ばれるのも、摩天楼に限らず、周囲を「水」に囲まれていることもあるだろう。
NYのマンハッタンは島だけど、このプラトーは陸続き。だけど南側をラグーンに囲まれているので、どこかしらに歩けば必ず「水」の景色が見えてくる。
なのでプラトー地区からトレッシュビルに繋がる橋に行けば、ここが「ニューヨーク」と呼ばれる由縁が少し分かるかもしれない。
 
 
もちろんNYほどのビルはないし、人も多くはない。ただ車の数に関してはマンハッタンに負けてはいないだろう。運転マナーの悪さとクラクションの多さもNY以上だ。
空気が悪く、そして暑いので少し歩くだけで体は疲れてしまう。
 
 
プラトー地区、大きく「北」と「南」分けられる。
「北」と「南」どちらもビジネス街ではあるのだが、「北」は国立博物館やサン・ポール大聖堂があり、そしてアフリカ開発銀行のビルが大きく目立つ。
「南」はビジネスホテルが多く、狭いエリアに建物が密集している。グラン・モスクがあるのは「南」だ。
だいたいサン・ポール大聖堂から南のラグーン沿いまでは2kmほどなので、歩いて20分ほど。基本は歩いて回ることができる。
 
 
公共の交通機関は「タクシー」か「Sotra」と呼ばれる路線バスだ。ウォロウォロやミニバスはプラトーの外周沿いで中心には出入りしていない。
一応入ってくるウォロウォロはあるけど、Gare(ウォロウォロステーション)を見つけるのはちょっと難しい。
Sotraはプラトーの北から南まで走っている。プラトーのラグーン沿いには「Gare Sud」と呼ばれるバスステーションがあり、ここからは空港行きの6番バスも出ている。
 
 
ちなみに3番のバスはトレッシュビルから「Pont Houphouet-Boigny」を通り、Place De La Republiqueを通過。そのままBoulevard de la Republiqueを走り、国立博物館~アジャメ市場~Gare Nordへと向かう。
反対も同じ。なのでサンポール大聖堂は国立博物館近くなので、トレッシュビルから行く時や街歩き疲れた時には使える。
料金は200CFA(約40円)。始発の時は運賃回収係がいるけど、途中から乗車する時は運転手から支払う。基本的に500CFAぐらいまでが限度。1,000CFA以上は断られるか嫌な顔をされる。
ただ、平日のプラトー地区の道路は渋滞する上、Sotraのバスはいつも混んでいるので、荷物がある時などはオススメできない。街中で見れば「あ、乗りたくない」と思う。
 
 
さて、このプラトー地区だが歩いている分にはストレスフリーだ。
歩道はそんなあるわけではないけど、外国人が多い地区なので、アジア顔だからと言ってジロジロ見られることもないし、「チャイナ」攻撃もゼロ。
都会ということもあり、人もさほど構ってくれない。たまに「good」のサインしてくるおっちゃんいるけど、カメラで写真を撮っていても何も言われない。もちろん軍や警察がいるところでは出してはいけない。
外国人慣れしているのだろう、スーパーでも「日本人?中国人?」と聞かれて「日本人」と答えると「柔道や空手やってる?」と聞かれたこともあった。
 
 
あ、そう。プラトー地区にはスーパーがいくつかある。売店もあるので飲み物に困ることはない。ガーナみたいに物売りはいない。
あと「Boutique」と呼ばれる売店やスタンドもある。サンドウィッチのスタンドもあるので、軽食にはちょうどいい。レストランはビジネス街価格。他のエリアよりも高めの値段設定。
「地元の食堂!」というのは少ないけど、探せば見つけられる。僕は見つけることができなかった。
 
 
ラゴスやアクラと都会を巡ってきたけど、このプラトー地区では「ゴミ」を見かけることは少ない。
ヨプゴンやトレッシュビルでは「This is Africa」な景色が広がっているのだが、このプラトーは「This is not Africa」だ。清掃もされており、ここだけ見れば「アビジャン、すごいじゃん」と思ってしまう。緑も多い。
 

運転マナーも悪いけど、他の国や都市に比べて、人や車に道を譲ってくれるケースが多い。こういうのは凄く大事、もっと浸透していけば渋滞も解消されると思う。無理だろうけど。
 
 
新聞のスタンドもちらほら。地元の人が新聞の一面を立ち読みしている。どこも同じような内容が一面。東スポみたいな新聞はなさそうだった。
こうやって見るということは識字率もあるということだ、もちろん全員が全員ではないけど。ちなみに新聞スタンドも街中であちこち見かけるし、他の国にはなかったので、何だか新鮮だった。
 
 
訪れたのが平日だったので賑やかだったのだが、夜や土日になるとガラガラになるみたいだ。活気がある時を見たいなら週末を避けることをオススメする。特にプラトー地区に宿泊する人は。
 
プラトーの見どころというと悩むところだが、
 
 
北側のサン・ポール大聖堂。ここのステンドグラスは美しい。
以下記事。
 
そして南側のグラン・モスク。
 
 
プラトーの中央部分にあるピラミッド。
 
 
・・・ぐらいかな。
「観光!」というよりかは、コートジボワールやアビジャンの経済の動きを見るような場所。
僕は結構面白いと思うけど、観光を期待して来た人には物足りないかもしれない。というか、コートジボワールは観光で来る場所には不向き。
 
 
アビジャンは基本的に物乞いは皆無なんだけど、モスク周辺にいる。昼間はダラダラしていて、昼寝をしている。
「ムスリムらしいな」と思いながら横を通り過ぎていった。
 
◆水上バスに乗る
 
 
このアビジャンは上に書いたように、ラグーンに囲まれた町。
なのでトレッシュビルからは2本の橋が繋がっており、プラトーから歩いて行ける。10分ぐらい。
 

でも水上バスも便利なことに運営しており、こちらも路線バス同様「Sotra」社の管轄。プラトー~トレッシュビルなら150CFA(約30円)。他の区間なら少し高くなる。チケットは船着き場で購入。
バスと同じ会社もあって、バスターミナルと船着き場が直結していて、乗り継ぎにはすごく便利。
 
 
ちなみにこの水上バス、というか渡し舟は本数が結構少ない。基幹部分であろうプラトー~トレッシュビルも20~30分に1本ぐらい。
2回乗ったけど、1回目はすぐ乗船。2回目は20分ぐらい待った。「あ、アフリカじゃない」と思ったのは船に乗るのにみんな列を作っていること。モラルはある。
 
 
船の乗船時間は5分かからないのだけれど、この高層ビル群から少し離れていくのは見ごたえがあった。
時間に余裕がある人は乗ってみてほしい、早く行きたいなら橋を歩いたほうが確実。
 
 

 
反対側のトレッシュビル地区はアビジャンの「下町」という感じ。
その横にあるマルコリーやZone 4は金持ちエリアだったりするので、ニューヨークで言うところの「ブルックリン」だろう。
トレッシュビル地区は大きな市場や商店などが多くあり、商業地区だ。レバノン人も多い。モスクも多く、ムスリムもあちこちで見かける。
治安は「いい!」というわけではないので、貴重品には気を付けながら散策するといいだろう。
 
◆おわりに
 
 
アビジャンのプラトー地区を紹介した。
ビジネス街なので、「何もない」と思って歩いてもらうと、意外と何かが見つかったりする。
暑いので適度に休憩しながら散策してほしい。全部見ても1~2時間ほどだ。