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【セネガル】ダカールで一番オススメしたい「ンゴール島」でのんびり。

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ダカール内にあるンゴール島をご紹介します。

2016年3月 1CFA=約0.2円

 
◆はじめに
 
 
ダカールの観光地と言えば、ゴレ島やラックローズ、北朝鮮モニュメントが挙げられる。
しかし、一つ穴場なスポットがある。それが「ンゴール島」だ。
 
ダカールのンゴールという地区にある小島、ダカールから船で行くことができるのだが、ここが期待を100倍越えるほど良かった。
 
今回は僕が惚れ込んだンゴール島をご紹介する。
 
◆アクセス

 

ンゴール島には船でしか行くことができない。船が発着するのが、ンゴール地区の「Plage de Ngor」という砂浜。
 
 
「ここが目印!」というようなものはないのだが、砂浜の真ん中ぐらいから出ている。
一応この通りから砂浜に出る。
 
 
船は2タイプあって、1つがチャーター。5,000CFA(約1,000円)。もう一つが乗り合い。こちらは500CFA(約100円)とお安い。
どちらも往復の価格だ。
 
 
乗り合いは乗船前に砂浜にいるスタッフからチケットを買う。
 
 
特に島へ行く船の合図はなく、人が集まったら何となく出発。
気を付けてほしいのが、船に乗る前に海に入らないといけない。
サンダルと短パン、濡れてもいい格好で行こう。長ズボンや靴は自殺行為だ。
 
 
船は少し揺れるが風があるので、まだ気持ちがいい。
 
 
本土に別れ。
 
 
そして、5分ほどしてンゴール島に到着する。海が綺麗。
 

降りる時も海の中に入るので気を付けて。
 
◆ンゴール島

 

ンゴール島は小さい。ゴレ島ぐらいか、それ以下か。しかし観光地としてあまり知られていないので、かなり静かで、物売りも多くはない。
 
 
砂浜から一歩中に入ると住宅地になるのだが、石垣が両端に並び、下は砂。
行ったことはないのだけれど、「沖縄ってこういう感じなのかな」と思わすほど南国だ。
 
 
車もいなければバイクもいない。移動手段は徒歩のみ。それが落ち着かせてくれる。
 

 
地図はない。なので思いが向くままに歩こう。時には行き止まり、時には海に出ることもある。
 
 
道から青い海が見える瞬間が何度もある。
 
 
人も挨拶してくれる。欧米のコアな方々が滞在していることからか、外国人慣れしているので歩きやすい。
 
 
土産物屋、というかアート的な露天もある。英語が通じるのである程度は観光客がいるのか、と少し幻滅したところもあるけど、大量に押し寄せているわけではないので、まだまだ穴場なスポットである。とはいえ、恒例の「マイフレンド」野郎はいる。
 
 
モザイクアートも多い。
 

島、海、路地裏。僕が好きな要素が揃っており、ダカールで一番好きな場所かもしれない。
 
 
花も綺麗だ。石垣と青空。ここはブラックアフリカか?と感じさせるような場所。
雰囲気は少し違うけど、タンザニアザンジバル島を思い出した。
 
 
適当に道を歩いていたら、海へと出る道が続いていた。
「なにかある」。そう確信した僕はその道を進んでいく。
すると、見晴らしの良い高台に出た。
 
 
そこには青く輝く大西洋だけが広がっていたのだ。
 
 
目の前に広がるのは海のみ。遮るものはないので地平線の彼方まで見える。
何だか大西洋を独り占めしたような気分だ。
 
 
日差しは若干強いものの、海風と波の音が心地よく、ついウトウトしてしまいそうになる。
 
 
タイルでハートの形を作っている。ベンチそれぞれに個性がある。これも面白い。
 
 
少し先にはダカール本土。
 
 
ここにサンドウィッチを持ってきたら最高だっただろうな。
 
 
何があるか分からなく、とりあえず島というだけで来たものだから、ここまで期待を100倍越える場所とは思わなかった。
 
 
のんびりと過ぎていく時間。アフリカ大陸の最後に相応しい場所だ。
アルマジ岬もゴールとして最適だったが、このンゴール島の岬もゴールとしてはいいところだ。
 
 
しばし、ンゴール島での散策を楽しみ、再びダカールへと引き返した。
船は頻繁ではないけど、10~20分に1本ぐらいは出ているので、長く待たずに済んだ。
 
◆おわりに
 
 
ダカールからすぐ遊びに行けるンゴール島。穴場な観光地であり、静かでのんびりしている。
個人的にはゴレ島やラックローズ以上に良かった場所だ。
日差しがキツいので、気になる人は日焼け止めを塗るなど対処しよう。また上に書いたように船に乗る際、海の中に入るので半パンとサンダル、濡れてもいい格好で訪れたい。
ダカールの喧騒から逃れる場所、そして手軽に楽園気分を味わえる場所がンゴール島だ。