2016年3月 1ユーロ=約130円
◆はじめに
スペイン滞在はセマナサンタに重なった。この時期は天気がさほど良くないと言われており、滞在中にも雨が降ったり雲っていたりした。
だけど、青空が出た時があったので、「今がチャンス!」と思い街を散策した。
◆アーモンドの花
3月の
マドリッドは2つの花を見ることができる。上旬はアーモンド、下旬は桜だ。
アーモンドはポピュラーだけど、桜はそこまで多くはない。
だが、
マドリッド西部にある公園「Parque Quinta De Los Molinos」では2つの花を見ることができる。
・アクセス
アクセスはとても簡単だ。地下鉄5号線の「Suanzes」駅より徒歩1分。改札を出たら、「
Parque Quinta De Los Molinos」と表示された方面に向かう。
外に出たら、逆の方向に進んで行くと公園の入口になる。
ちなみに路線バスも走っているけど、中心部からダイレクトの番号はない。
・Parque Quinta De Los Molinos
公園は地味に広い。
井の頭公園ぐらいの広さはあるのではないだろうか。
桜は入ったところにすぐ。アーモンドはちょっと奥まで行くといっぱい植えてある。
桜とアーモンドの花はよく似ている。センスのない僕
からしたら何が違うのかよく分からないけど、花が白っぽいのがアーモンド、ピンクぽいのが桜である。
天気もよく、気温も15度ほど。影に入ると肌寒いけど、歩いている分には暖かい。
アーモンドは見頃が終わっており、殆どの木が散ってしまった。
満開の時はかなり綺麗なのだらう。中にはまだ散っていない木もあった。
午後ののんびりとした一時を過ごすことができた。
◆2つの特徴的な橋
マドリッドの南部。マンサナレス川(
Rio Manzanares)沿いは遊歩道になっていたりと整備されている。
中でも地下鉄5号線のピラミッド(
Pirámides)駅 or Marqués de Vadillo駅近くには新旧2つの特徴的な橋が架けられている。
・Puente de Toledo
地下鉄「Marqués de Vadillo」駅から川沿いに歩いていくと、オールドな橋が見えてくる。
これが「Puente de Toledo」だ。現在は歩行者専用となっており、車やバイクは通過することができない。
午前に行ったけど、散歩したりジョギングする地元の人が多くいた。観光客ぽい人はいない。
造られたのが1732年と歴史はあるのだが、改修や整備がされているのだろう。そこまで古いようには見えない。でも橋のスタイルが歴史を感じさせてくれる。
・Pasarela de la Arganzuela
「Puente de Toledo」から川沿いを少し歩けば、奇抜なデザインの橋「Pasarela de la Arganzuela」に到着する。
こちらは2011年、Dominique Perraultによってデザインされた橋とのこと。
先ほどの「Puente de Toledo」とは違い、現代スペインを現しているように思える。
橋は歩行者と自転車用に道が分かれている。橋の上から眺める景色は、どこか気持ちいい気分にさせてくれる。
初めて見るデザイン。日本では中々受け入れてくれないだろう。
曇りだとあまり見映えはよくないだろうから、平日に訪れることをオススメしたい。
◆新市街
マドリッドの北部、カステジャーナ通り(Paseo de la Castellana )一帯はオフィスピルが並ぶビジネス街になっている。
・Plaza Castilla
ここにはちょっとした写真スポットがある。Plaza Castillaに出ると一目で分かるのだが、この2つのタワー。
マドリッドの写真でたまに出てくる。
ここは
オフィスビルになっており、またPlaza Castillaは路線バスのバスターミナルにもなっている。
・Cuatro Torres
Plaza CastillaからPaseo de la Castellana を北に進んでいくと、4本のタワーが見えてくる。ここは「Cuatro Torres」と呼ばれており、こちらもオフィス。
マドリッドで高い建物は少ないので、かなり目立つ存在だ。西欧ぽいビルの雰囲気である。
◆ショッピングモール・La Vaguada
マドリッドの北西部「Barrio de Pinar」にある大きなショッピングモール。
多分
マドリッドのZona Aの中なら最大級と思われる。
ここに来る観光客はいない。99.9%地元の人。なのでかなりローカルだし、英語なんて通じるわけがない。
でも店はGran Viaに並んでいるのと変わりなく、ブランド店かカジュアル、そして
Zara Homeやエル・コルテ・イングレスまで。Al Campoという巨大スーパーも入っている。
◆おわりに
春の
マドリッドを散策した。ソル周辺だけではなく、ちょっと離れたところにも見所はあるので、自分の足と目で確かめてほしい。