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世界89カ国に訪れた備忘録。

【エジプト】 アスワン⇒ワディハルファ。過酷なフェリー移動。 【スーダン】

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アスワンからスーダンへフェリーで移動した時の話です。辛かった。

2013年5月 1ポンド=約15円

 

スーダン行きフェリー搭乗へ

 

搭乗前日、アスワン市内にあるオフィスでチケットを受け取る。

事前に予約はしてあるので、問題なく受け取れた。パスポート必要。

307ポンド(約4,605円)支払う。結構高い。

 

 

左のおっちゃんが英語喋れる。

 

当日は13時にフェリー出発予定。しかし場所取りのため、朝9時の開門に合わせないといけないので、アスワン市内を8時に出ないといけない。

 

フェリーが出るハイダムまで、アスワン駅から鉄道で向かう。1.5ポンド(約23円)。

8時発。所要30分。

 

 

 

 

 

ハイダム駅へ到着。すぐ裏が港になっている。

駅を出ると、流れに乗って、フェリーの門へ。

 

 

列になってるけど、皆守ってない。なので、僕もシレーと前のほうへ並ぶ。

 

 

「何を持っていくんだ?」というものばかり。まさに大陸大移動。

 

 

 

◎過酷なフェリー移動

 

朝9時に開門。皆押し合いながらいくけど、すぐ船に乗れるわけではない。

 

まずパスポートとチケットチェック。その後に出国審査もしないといけないのだ。

外国人は優先的に前でいかしてくれるので、楽。

 

手荷物検査もあるけど、ほとんどスルー。流れが出来ているので、係員に従えば良い。開門に乗り遅れても、多少は問題なし。

 

国税40ポンド(約600円)、港使用税2ポンド(約30円)を支払う。

 

 

 

↑何故かマラリア対策の薬を無料で貰った。副作用怖かったから飲まなかったけど。

 

所要30分ほどで船の前へ。

 

 

 

こんな貨物船。早く来すぎてまだ乗れず。他の人は荷物多すぎるから、遅れてる可能性大。

10時頃、船開門。

 

個室以外は自由席。入って向かって左は、女性・子ども・お年寄り席。向かって右は男・ツーリスト席。

窓側のベンチに陣取る。

 

 

今のところ冷房は効いている。

 

 

外に、なんか可愛らしいおばちゃんがいた。

 

 

エジプト、スーダンの国旗が描かれている。

 

 

個室。高くてもこっちが良い。けど買えない。

 

 

朝10時のシート

 

 

出発直前のシート

 

 

男だらけ!蒸し暑い!でも治安悪くなさそう。

 

船旅のお仲間。右側の男性オマル氏は英語できる方。

 

 

いろいろ世話してくれる優しいスーダン人でした。

 

なお、甲板。

 

 

 

もう分けわからないですね。

 

いつの間にか出発してた。気づいたら夕方。夕食の時間でもある。

このフェリーは昼食 or 夕食チケットが付いてる。

 

特にすることもないので、寝るしかない。しかし、暑い。

 

 

寝る場所がない方々。どこでも寝れるようです。

 

夜、船内のとある一室でスーダンの入国審査が行われた。

ビザを取得していたので、すぐ終わる。

 

 

たまに甲板に出て風を浴びるけど、それにしても船内は暑い。

アスワンを出て、14時間、夜が更ける。

 

 

 

 

ナイル川から昇る朝日は初めてだ。今後見ることはないだろう。旅情はある。

出来ることなら船内に戻りたくない。暑いから。少し風を浴びて、むさ苦しい世界へ戻った。

 

朝9時。出発して18時間。スーダン、ワディハルファの町に到着した。今まで一番過酷な移動であった。

 

スーダンに着いても、まだ苦労は続く。

 

【スーダン】 スーダンの片田舎で野宿 - El Mundo