El Mundo

世界89カ国に訪れた備忘録。

【フランス】 パリの人気ビストロ「シャルティエ」(CHARTIER)

▼移転しました。自動的に以下のアドレスに移動します。▼

パリの人気ビストロでディナーを堪能してきました。

2013年9月 1ユーロ=約130円(当時)

 

◆はじめに

 

フランスの首都・パリ。世界各地から観光客が集まる都市。日本人観光客も多い。

現在の円安でパリに来ると、旅行者は悲鳴を上げるに違いない。「物価が高い」と。東京以上の物価、特に外食となると値段はバカにならない。

 

誰もが「安くて美味しいもの」を食べたいと思うはず。しかしパリの物価では中々難しいのが現状だ。

しかし、その土地に人が生活している以上、安さで勝負する店もある。そんなビストロを紹介しよう。

 

◆シャルティエ(CHARTIER

 

列には並ばないフランス人が並ぶほど人気店。それは味ではなく「値段」が故だろう。

オペラの北東、パリ9区に位置する「シャルティエ」。フランスの大衆食堂ビストロである。

ここに20時とかに来ると、訪れた人は列の長さに驚くはずだ。パリでは中々見かけることができない光景。人気店なので、訪れるなら18時~19時とか早めにくるべきだろう。

 

昔と変わらない美しい内装。そして広い店内。ギャルソンに案内されて着席する。

日本とは違って、テーブルごとに担当するギャルソンが決まっている。基本はその人に対して注文したり会計するので覚えておこう。

 

シャルティエは基本メニューもあるけど、日替わりメニューでやってくる。

以下のページより当日の日替わりメニューを確認できる。事前に見ておくと、席についてから考える時間を省くことができる。

RESTAURANT-CHARTIER

 

店員さんは英語が通じる人もいる。けど何を言っているか分からない人も。隣のオーストラリア夫妻も「?」のような顔をしていた。ここはパリなのでフランス語で注文するのがベターとなるだろう。最悪指差しでも構わない。

 

ギャルソンがオススメなどを早口で言ってくれるけど、聞き取れるわけがないので、自分が食べたいものを注文する。ドリンクは頼んでも頼まなくてもどちらでもいい。水道水でいい場合は"carafe d'eau"(カラフ・ドー)と言おう。

 

 

なんかのステーキ。名前は忘れてしまった。これで9ユーロぐらいだったはず。

スープ、サラダ、メイン、デザートと注文してもいいけど、1人ならプレートだけでも問題はない。

2人ならサラダをシェアし、メインを1品ずつがいいと思う。

 

 

ほぼ毎日行っていたので、最後の日は折角なのでデザートも注文してみた。

 

 

料理だけではなくギャルソンにも目を向けてほしい。すごい量の料理皿を手慣れた様子で運んでいく。「こぼさないのかな?」と思っていたんだけど、たまに落とす人はいた。しゃあない。

かなり慌ただしくしているので、注文などで時間を取らすのは失礼にあたる。

 

 

会計はテーブル。テーブルクロスに値段を書いてくれる。現金払いはそのまま、カードの時はカードを出しておこう。機械を持ってきてくれる。

大衆食堂なのでチップは気持ち程度でいい。別に僕は要らないと思うけど、対応良ければ1~2ユーロ置いていって問題はないだろう。

 

このシャルティエは味ではない。正直味だけ見たら普通だ。

ここが評価されているのは他の部分だろう、味を期待して行く店ではない。

 

日本人のお客さんも多い、ツーリストだらけ。テーブルは狭いので相席が基本。知らない人と隣のテーブルになることもある。そこで会話が始まるのもgoodなところ。「一期一会」を楽しめる。お陰でオーストラリアから観光で来ている夫婦と話すこともできた。

他のビストロとは違う、シャルティエの良さだ。

 

◆Le Bouillon Chartier

【住所】7 Rue du Faubourg Montmartre, 75009 Paris

【営業時間】11:30~22:00

【HP】 RESTAURANT-CHARTIER

【メニュー】基本日替わりメニュー: RESTAURANT-CHARTIER

【英語】少し通じる。通じないギャルソンも

【カード】可

 【アクセス】メトロ8/9号線、グラン・ブールヴァール駅(Grands Boulevards)より徒歩5分。オペラからは徒歩15分ほど。

【場所】

 

◆おわりに

 

シャルティエの良さは味ではない。手ごろな価格でビストロという雰囲気を味わえることや、会話を楽しみながら食事ができるということだろう。そしてテキパキ動くギャルソン達の動きを見ることだ。

 

安くフランス料理を楽しみたい人、いっぱい食べたい人、夕食で悩んだ人は行ってみてはいかがだろうか。