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【NY】 「Blizzard of 2015」雪景色のマンハッタンが美しい。

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雪景色のNYCをご紹介します。

2015年1月27日

 

◆Blizzard of 2015

 

「ニューヨークに非常事態宣言」―

NY市長からに発せられた言葉に驚いた。NYにブリザードがやってくることを知ったのは、NY出発前日の夕方。天気予報を見ている時に「Blizzard」という文字を見つけた。「なんだこれ」と思いニュースを検索してみると、NYなどの北東部に史上最大の暴風雪がやってくるという記事を見つけた。

 

急いで航空会社のHPに飛んで、乗る予定の便を確認すると「CANCELED」という文字が。調べてみると月曜日の夜から火曜日の全便欠航となっており、水曜日まで飛ばない状態。

 

これによりNY延泊決定。折角なので「非常事態宣言」のNYを楽しむことにした。

 

◆雪景色の朝

 

リザードがやってきたのは夜中。月曜日の朝から雪が降り始めてきており、すでに積もってきている状態。地下鉄や路線バスは午後11時には運転終了、主要道路も通行止めになるなど厳重体制が敷かれた。

 

 

朝、外を見ると真っ白。車を見るとどれだけ雪が降ったのかが分かる。

雪は少し降りやんでおり、風もあまりない。嵐が過ぎ去ったのだ。地下鉄やバスなどは動いていなく、各種学校や会社もお休みという状況に。

でも道路に車は走っているし、雰囲気を見ていると「こんなもの?」と思えるほど。非常事態宣言をするほどではなく、天気予報が若干外れた状況になってしまった。

 

 

回りの家は雪かきをしており、道路には除雪車が走っている。NYは雪が降るとすぐに除雪車がやってきて雪をはく上、雪用の塩をまくので、凍らないようにする。なので交通がマヒすることは少なく、車もチェーンを巻いたりすることはない。雪が多く降る故の対策がしっかりしている。

 

 

地下鉄やバスは朝9時を過ぎたら運転再開した。なので雪の写真を撮ろうとマンハッタンへ出ることにした。運転間隔は普段よりも長めで、休日スケジュールぐらい。10分に1本ぐらいのペースで少な目であった。

 

 

地下鉄のホームにも雪がたまっている。そしてかなり寒い。マイナスの世界だ。

 

 

外に出る人は多い。何かの用事があるのだろうか、こんな雪なのだから普通なら家でじっとしているのが吉と言える。

 

 

女性は長靴をはいている人が多かった、これが正しいだろう。ファッションよりも機能性、とはいえ皆その姿は様になっていた。

 

◆セントラルパーク

 

 

最初にセントラルパークにやってきた。一面銀世界。真っ白である。

 

 

ソリをするNY市民。自宅から運んできたのだろうか。子どもたちは勿論のこと、大人も交じってソリをしている。雪の日の過ごし方としては一つの良い例かもしれない。

都会の中で気軽にソリをできる場所というのも珍しい。

 

 

カモ

 

 

スケートリンクは閉鎖中

 

 

セントラルパーク、雪景色を見ようと沢山の人が訪れていた。犬の散歩やジョギング(!)をする人もいるけど、多くが観光客であった。カメラを片手にセントラルパークを散策、スペイン語がよく聞こえたので、中南米からの観光客であろう。

 

 

セントラルパーク内の歩道は雪かきが完全にされていないので、少し靴を濡らしながら歩き進める。

 

 

前回来たのが10月と雪とは無縁の時期であったので、こういう風景を見られるのは自分の中では貴重なことである。

 

 

 

しばし雪のセントラルパークを散策。

 

 

途中、こんな人も。正気だろうか。どうやら撮影の一環みたいであったけど、マイナスの世界でコレは虐待である。

 

 

雪だるま作る人も。アナ雪の世界。雪だるまは公園内にたくさん出来上がっていった。

 

 

雪の日のセントラルパーク、一面真っ白の世界であった。

 

◆雪のマンハッタン

 

 

セントラルパークからタイムズスクエアまで歩くことに。歩道も車道も除雪はされているけど、時折雪が残っている上、交差点のところには除雪跡があるので、横断歩道を渡る時は雪を踏まないといけない。ここでかなり靴が濡れる&汚れる。

 

 

ゴミも雪かぶってる。

 

 

非常事態宣言が出された翌日ということもあり、車も少な目。殆どがタクシーだ。

 

 

人も少ない。歩いているのは観光客ぐらい。

 

 

道路べちゃべちゃ。

 

 

タイムズスクエアも人がまばら。よくいる奴らも自由の女神だけだった。

 

 

店は営業している。嵐も過ぎ去り、天候も安定してきている。非常事態宣言があったとは感じさせない雰囲気だ。

 

 

タイムズスクエアからブライアントパークへ。

 

 

スケートリンクがあった。ここは営業中。スケートを楽しむ人々。

 

 

雪かきする人たくさん。彼らの努力で道が広がっております。どれだけの人員動員しているんだろう。

 

 

雪かき機械便利そう。

 

 

夜明け前まではかなりの積雪量だったのだろうけど、おそらく除雪車がすぐに入ったことで、道路や歩道は雪がなくなっていた。塩もまかれているし。

なのでマンハッタンのこのエリアを見る限りだと「非常事態」だとは感じないけど、住宅街とかを見ると積雪量がすごいことが分かる。

でも市が考えているほど大事にはならなかったので、それはそれでよかった。「念には念を」ということだろう。

 

雪景色のニューヨーク、いい姿を見せてもらった。