El Mundo

世界89カ国に訪れた備忘録。

【タイ】半年振りの「カオサン」で感じた8つのこと。

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「カオサン」に半年振りに行ってきました。

2017年1月 1THB=約3円

 
◆はじめに
 
 
今回の訪問でバンコクは7度目になる。必ず訪れた時に行くのが、カオサン通りだ。
 
僕はカオサンは嫌いだ。ここに泊まりたいとは微塵も思わない。だけど、何故か毎回様子を見に行ってしまう。まるでインドのような感覚…
 
半年振りに訪れて感じたことを紹介したい。
本件の「カオサン」はカオサン通りに限らず、隣のランブトリ通りなど周辺も含めた扱いとする。
 
◆「カオサン」で感じた8つのこと
 
① 店の入れ替わり 
 
半年でもカオサンに行かないと、店の入れ替わりがあることに気付く。
カオサン通り沿いは、土地の価格も高いこともあり、売り上げがないとすぐに潰れてしまう。
 
だいたい人気のBARは決まっているから、そこにどうやって立ち向かうか、戦略としては大切だ。
 
今回も「あれ、こんな店あったっけ?」と思う所がいくつもあった。
客が入っていると安心、入ってないと心配になる。入ってないのは「何かあるのでは」と感じる具合。
 
 
 
前と違うところは、隣のランブトリ通りと合わせて生バンドをする店が増えている印象。
数年前までは、とりあえずEDM系の音楽を爆音で流していればいいという風潮であったが、最近はそれと合わせて生バンドが演奏している。
 
あんま欧米系の人たち、見ている気がしないけど、タイ人も訪れるから、そこも合わせてやってるのかな。
 
② 物価上昇中
 
(↑の写真は2015年のもの)
 
バンコクの物価が上がってきていることもあり、カオサンの物価も上がってきている。
 
カオサンでも安いところは安いけど、高いところはホントに高い。
中でもパッタイ屋台は良心的な価格で、まずまずのパッタイが食べれるから人気が高いんだけど、昨日見たら卵無しで平均40THB(約120円)だった。
 
数年前までは最安で20THB(約60円)だったから倍に上昇。それでも安いんだけど、何だか寂しい気もする。
 
③ 安定の韓国人の数
 
 
数年前までアジア系の外国人と言えば日本人が筆頭に挙がった。しかし今カオサンに訪れるアジア系と言えば、韓国人と中国人だろう。
 
 
特に韓国人は「石を投げたら当たる」と思うほど、カオサンに居る。
日本人の姿は殆ど見られない。多くが若い人たちで、個人旅行で来てる人。年配の人もいたりするけど。
 
 
いつの間に日本人と韓国人が逆転したのか分からないけど、カオサン周辺でもハングル文字を見かけるケースが増えてきていて、カオサン北辺りは韓国人宿も多くなってきている。
どんどん増えて行く韓国人観光客、どこまでいくのだろうか。
 
④ 中国系の波
 
 
カオサンで韓国人が増えてるが、中国人も増えている。カオサン周辺で「中国語」を見かけることも多い。
彼らはお金を落としてくれるから、日本人とは違って、商売の格好の相手となるのだろう。
 
 
中国系は韓国人と違って、5人以上の団体で行動するから分かりやすい。いつかは中国人が中国人向けの店を経営するのではないかと思ってしまうほど(もうあったりして)。
彼らもどこまで勢いを伸ばしていくのか気になる。
 
⑤ そして安定の欧米系
 
 
「欧米系」とひとくくりにするのはあまり良くないけど、カオサンは欧米系に支えられてると言ってもいいほど、母体数が多い。
 
 
スペインやイスラエリーが増えているけども、今回目立ったのは欧米系の年配の方々が多く見られたということ。
 
 
近年「カオサン」では開発が進んでおり、安宿の姿が消えつつある。そこに中〜高級ホテルやB&Bスタイルなどの宿泊施設が増えてきている。
そういうこともあってか、年配の方々が多く見られるのだろうし、若しかしたら70年代や80年代などに初期のカオサンに来ていた人が、リタイアした後に思い出したかのように訪れているのかもしれない。
 
ケバブ屋台が増えていた
 
 
パッタイ屋台が減りつつあるのと、値段増加で寂しく思う反面、数年前までは見かけなかったケバブ屋台が増えている。
 
営業しているのはタイ人らしいが、値段はどこも60THB(約180円)で売っている。
これも「時代の波」なのか。確かにケバブは手頃だし、美味しいから外れはあまりない。なので無難なんだけど、タイでケバブというのは中々だ。街中でもケバブ屋は見かけない、ここカオサンだけだ。
 
ちょこちょこ見かけるし、誰かしらは買ってるし。やっぱ「カオサン」はタイだけど外国なので、こういうのもありなんだろうと思ってしまった。
 
⑦ カオサン拡大中
 
 
「カオサン」はどんどん拡大していっている。
最初はカオサンと裏のランブトリ通りだけだったのが、今となっては広範囲まで広がっていて驚いてしまった。
 
建物の改装もちらほらと見受けられる。金払いのいい人たちが増えてきたから、タクシーやトゥクトゥクの運転手たちもウハウハではないだろうか。
 
 
カオサンや裏では収まりきれないので、ラムブトリ通りの奥にも勿論広がっている。
ここは元々カオサンの喧騒を避けるために、静かな場所としてゲストハウスが建ち並んでいるけども、今はちょっと表通りはうるさいかなって感じる。でも、カオサンに比べたら静かなので、寝るときは大丈夫かな。
 
 
 
久々にラムブトリ通りの寺方面を歩いたけど、いつからこんな照明できたんだ。。。
 
⑧ 安定のシェイク屋台締め
 
 
カオサンに訪れた時、いつも行うことがある。それが「シェイクを飲む」ことだ。
カオサンでは基本的にマックの店かシェイク(たまに10パーツラーメン)にしかお金を落とすことはしない。
 
マックは人といるときにしか行かないので、一人の時は必ずシェイクを飲む。
5年前から行ってるお店だと思う。場所はランブトリ通りの東の端っこ。セブン前にある。
そこにシェイク屋台は一つしかないし、人が沢山いるから分かると思う。
 
このご時世なのに、30〜40バーツぐらいの価格設定。安い。
いつもストロベリー(35THB)を注文する。ここは水っぽくないので、甘いシェイクを堪能することができて、僕は好きだ。
 
カオサン探索を終えると、バスに乗る前にシェイクを買って、バスを待ってる間に飲み干してしまう。
 
このお店はいつまでも残ってほしいと思う。英語通じるし、メニューも絵と値段が書いてあるから明瞭会計。行ってみてほしい。
 
 
余談だけど、ランブトリ通りの「マック」のお店は良い。あんかけチャーハンは絶品。
 
◆おわりに
 
カオサンで感じたことを淡々と紹介した。
嫌いだけど、毎回行ってしまうのは、やっぱどこか気になることがあるということだろう。
卒論でもカオサンについて書いたし。。。
これから「カオサン」がどう変わっていくのか楽しみだ、また次回来た時にも訪れてみる。