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【フランス】 パリメトロに乗って

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パリメトロをご紹介します。

1ユーロ=約148円(2014年12月現在)

 

◆はじめに

 

パリに訪れたら一度は使うであろう交通機関、パリメトロ。

パリ市内を網の目のように路線が走っており、東京並の交通網である。

2度訪れたパリ、地下鉄は毎日のように使わせてもらい、色々な発見をさせてもらった。

今回は、僕がパリメトロに乗車して感じたこと、そして日本人旅行者に気をつけてもらいたいこと、更にお得な切符をご紹介する。

 

◆お得なチケット

 

パリメトロ、Zone1内だけで移動する時は一律1.7ユーロ(約251円)で乗車できる。円安の今、かなり高いと思うだろう。どこまで乗っても1.7ユーロは有難いけど。

 

パリのチケットは、メトロ、RER、路線バス、トラムが共通券だ。なので1枚の切符で90分以内ならどこへでも行ける。

10回券が13.3ユーロ(約1,968円)。これもチケットが10回分なので、好きな時に同じように使える。

 

モビリス(Mobilis)と呼ばれる一日券、ゾーンごとに値段が分かれている。

以下ゾーン。

Plan Interactif des transports en Ile-de-France

 

Zone2までは6.7ユーロ(約991円)、Zone3までは8.8ユーロ(約1,302円)、Zone4までは10.85ユーロ(約1,605円)、Zone5までは15.65ユーロ(約2,316円)。

パリ20区内ならZone2までで事足りる、CDG空港、アウトレット、パリ・ディズニーはZone5、ベルサイユはZone4となっている。乗り越し清算という概念はないので、規定されたゾーンまでのチケットを買わないといけない。

 

1日券もあるけど、26歳以下の人にオススメのチケットがある。

それは"Ticket Jeune"だ。土日祝に26歳以下の人が使える一日券。

Zone3までが3.65ユーロ(約540円)、Zone5までが7.85ユーロ(約1,161円)と普通の1日券に比べて半額。かなりお得といえる。

 

購入はチケットの券売機でできるので、特別必要なものはない。検札がたまにあるので、その時は提示した際に身分証やパスポートの提示があるので、使うときは何かしらの証明を所持しておこう(顔写真入り)。

もし27歳以上の人が使っていたら、何かしらの罰はあるかもしれない。自己責任。

週末や祝日にパリに訪れた若者は、是非活用するといいだろう。

 

【パリメトロ料金表】

1回券:1.7

10回券:13.3

1日券(Ticket Jeune):3.65(1-3)、7.85(1-5) ※26歳以下かつ土日祝限定

1日券(Mobilis):6.7(1-2)8.8(1-3)10.85(1-4)15.65(1-5)

 

◆パリメトロの治安

 

パリメトロの治安はよくない。東京メトロと同じ感覚で乗っていると痛い目にある。

まずパリメトロに乗って驚くのが、白人の少なさだろう。黒人や移民系の人が目立つ路線もある。車内は狭い、どうしても混雑が目立つようになってくる。

 

日本人がパリメトロでよく遭う被害は「スリ」だ。狭い車内でバッグを切られたり、ポケットに入れていたものを盗まれたり。こういう被害が多数ある。

そもそも、パリでポケットにiphoneなどを入れることが大間違い。「どうぞ、私のスマホを盗んでください!」と周りにアピールしているものだ。スリが逃さないわけがない。

 

パリに行く人はスマホをポケットに入れず、バッグの中に入れ、前に持ち、相手から目に触れないところに持っておいてほしい。

ブランド物のバッグやカバン、お土産を持って乗るなんてあり得ない。もし乗るなら、スーパーの袋とかで隠したほうがいいだろう。ブランド買うぐらいの余裕があれば、タクシー使ってほしい。

 

スリに遭うのも運次第だ、ロマに囲まれて力づくで盗まれた人もいるぐらい。それをすぐ助けてくれる優しいフランス人は残念ながら多くはない。他人事として済ますこともある。

あなたが思い描く「パリ」だけれど、パリメトロに乗ればすぐに壊されるはずだ。

 

パリメトロの構内放送で日本語の注意アナウンスがあるぐらい、日本人が相当数被害遭っている。

スリは多種多様、必ずしも黒人やロマが対象とは限らない。それは"偏見"だ。逃げやすいドア付近に立っていたりするので、駅到着時は気をつけて。出入りが激しい駅だと特に。

電車の中が危険だけではない。改札も危ない。日本のように一人一人スムーズに通れる改札ではない。絶対に人が詰まる。その時にやられることもある。

パリメトロやRERは無賃乗車する輩がたくさんいるので、路線バスと比べると不特定多数の人が行き来する。

 

「電車の中だから安心」ではない。メトロだからこそ気をつけてほしい。最近では犯罪防止のために、駅構内でクラシック音楽をかけたりして対策をしている。だけどまだまだ減らない。

パリに訪れた時、メトロを使うケースが多いだろうけど、気をつけてもらいたい。

 

 ◆メトロに乗って

 

治安が悪いとかマイナスな部分を書いたパリメトロ。

駅は汚いし、雰囲気悪いところあるし、ボロい。いいところはあまりない。だけどそういう部分が非常に味があるのだ。

狭いボロいメトロ、完全に停車する前に開くドア、メトロのアーティスト。どれも面白い。

 

 

メトロに乗っていると、たまにミュージシャンが乗り込んできて、1曲歌を披露することがある。1駅の間だけ。終わるとお金を回収して、隣の車両へと移っていく。

歌が良ければコインを渡してもいいし、NGなら払わなくてもいいだろう。こういう部分がとても楽しい。凱旋門に着くとき、「おーシャンゼリゼ」という歌を披露したオジサンがいた。「パリ」という町に華を添えてくれる。

 

 

 

メトロの駅にも注目だ。殆どが同じような構造だけど、中には内装が美しい駅もある。

 

 

"Arts et Metiers"駅。メトロ11号線の駅はとてもユニーク。

 

 

駅が潜水艦の中をイメージして作られている。隣接する国立工芸院の開設200周年を記念して造られたようである。

 

 

駅を通る機会があれば一度見てはどうだろうか。

 

 

中々パリメトロの魅力を言葉で説明するのは難しいのだ。とにかく「空気」を僕は気に入った。殺伐としているというか、何というか。

路線によって雰囲気も違う。自分でドアを開くのもあれば、自動ドアもある。基本停車する前にドアが開くので、フライングスタートを決めることができるのも、特徴の一つ。

 

 

個人的には運転手さんの姿にも注目してもらいたい。

前のめりになって運転する人、背筋を伸ばして真面目に運転する人、女性もいれば多種多様な人種、隣に奥さんや子どもを乗せている人などなど。

日本では確実に摘発されそうな運転の仕方をしているので、入ってくる電車を見るのが面白い。服装も暑い時はタンクトップとかでユルいのも凄い。給料かなり安そうに見えるけど。

 

パリメトロに乗って、人々の生活を窺うことができる。

 

◆おわりに

 

パリメトロについて紹介した。

はっきり言って乗り方とか詳細な部分は他のサイトを確認するほうが分かりやすい。

ここでは26歳以下チケットの紹介と、実際に訪れた人が感じた治安とパリメトロというところをメインとした。

パリに訪れる際があったら参考にしてほしいと思う。これを読んでパリに行きたいと思ってくれたら、さらにうれしい。

 

乗る時は気をつけて、そして色んなパリの姿を見てほしいと思う。決して「華やか」な部分だけではないのだ。