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世界89カ国に訪れた備忘録。

ロサンゼルスを旅行する上で気をつけてほしい10のこと

東京から14時間、日本人が多く訪れるアメリカ・ロサンゼルス。NYに次ぐアメリカ第二の都市。「ビバリーヒルズ青春白書」などアメリカのドラマの舞台になったり、映画の本場の地「ハリウッド」があったり、ユニバやディズニーなどの遊園地もある。直行便もあることから、多くの旅行者がL.Aを訪問する。気候が安定していて温暖ということも大きいだろう。

 

アメリカ旅行ということもあり、先日紹介したイタリアやパリに比べたらハードルは低い。怯える必要はない、しかしそこは異国。国が違えば文化や慣習も変わってくる。今回はロサンゼルスを舞台に、L.Aで気をつけてほしいことをまとめた。これはLAに言えることなので、SFやNYなどには通用しないので注意が必要。

1.ダウンタウンの治安は悪くない

LAのダウンタウンは治安が悪い、と聞いていたのでダウンタウンを歩く時は少し警戒した。しかし、実際に歩いてみて感じたのだが、雰囲気は暗いけど、さほど治安が悪いとは感じなかったのだ。LAは車社会なので、人通りがさほど多くはない。特に土日や夜になると人はかなり減る。そこは気をつけてもらいたい。しかし、日本人がビビりながら歩く必要はないだろう。少し頭の隅に入れておくだけでいいはずだ。

 

パリやローマなどの欧州よりも警戒度は低い。LAの中でも治安が悪いエリアはある、でも日本人が観光で訪れることはないエリアなので、問題ないだろう。グレイハウンドが発着するバスターミナル周辺は夜は悪い。空が青い時は大丈夫であった、マクドナルドがあるので逃げることも可能。メガバスが発着するユニオン駅周辺。夜は当然人が少ない。バスは駅構内からすぐ出たところで出発するので、警戒は不必要。ユニオン駅にはホームレスの人もいるけど、見ている限りこちら側に攻撃する雰囲気はなさそうであった。とはいえ、そこは海外だ。自分の身は自分で守って頂きたい。気をつけて。

2.L.Aはかなり広い

ロサンゼルスで何日か滞在すると思うが、LAはかなり広い。ロサンゼルス郡の面積は関東平野と同じぐらい。ロサンゼルスやビバリーヒルズ、サンタモニカなどはロサンゼルス郡の中にある「市」だ。日本人がイメージするのは、ハリウッドやユニバ、ビバヒル、サンタモニカなどあるけども、行政的に言うと区画は違う。けど、それを総じて「ロサンゼルス」と呼ばれている。

 

関東平野ぐらいあるLA、移動にはかなり時間がかかる。日本のように鉄道網が整備されていればかなり楽なのだが、残念ながらLAの移動手段は「車」となる。ロングビーチやハリウッドまではLAダンタウンからメトロが出ているのだが、ビバヒルやサンタモニカへはバスか車で行くしか方法はない。時間がかかると言ったが、前にLAダウンタウンからサンタモニカまでバスで移動した時、渋滞やバス停に停車していったら片道2時間ぐらいかかったことがあった。地図上で見れば近いかもしれないが、実際にはかなり距離があるのだ。時間にはゆとりを持ってほしい。

 

またワンブロックがかなりデカい、地図の縮尺に注意が必要となる。観光で注意してほしいのが、1日でいくつものエリアを周ろうとしないこと。サンタモニカ訪れた後にビバリーヒルズに行くのは可能だが、時間が殆どなくなってしまう。「1日1エリア」というように決めよう、もちろんダウンタウンとハリウッドは地下鉄で結ばれているので、1日で訪れることは可能だ。

3.公共交通機関が少ない

LAは広いと言った。なので公共交通機関頼みになるのだが、残念ながら本数は少ない。殆どの人が車を所持し、それで移動しているため、公共交通機関を使う人がかなり少ない。その上、いつも少ないバスや地下鉄が土日になるともっと減るので、移動にはかなり時間がかかる。本数が少ないことが多いので、時刻表には注意してもらいたい。またLAXにもダウンタウンやハリウッドから公共交通機関でアクセスできるのだが、かなり遠い上、上述の通りなので移動にはゆとりを持とう。2時間ぐらい見ておけば安心かもしれない。1時間だと多分間に合わない。乗り換えが2回あることから。

 

ちなみにLAのバスはノーマル/急行と2種類ある。路線図の色がオレンジ(ノーマル)急行(赤)と分かれているので、判別してほしい。バスは自転車を前に2台だけ乗せることが可能。TapカードというICカードが販売されている(購入時に手数料1USD必要)。バス、地下鉄共に1回1.75USD。バスは現金可(お釣り出ない)、地下鉄はICカードが必要となる。

 

1日券が7USD、7日券が25USDなので1日に何度も乗る人は1日券を買ったほうがお得だ。ちなみにハイウェイを走るシルバーラインは1日券では乗車できず、別途料金が必要となる。メトロの改札では警察による検札が日常的に行われているので、しっかりと改札にタッチしよう。違反すると高額罰金、社会奉仕。メトロやバスの路線図や時刻表は以下を参照して頂きたい。

http://www.metro.net/riding/multi-language/japanese/

ユニオン駅の窓口で路線図を手に入れることができた。

  

4.渋滞に注意

ロサンゼルスは慢性的に渋滞問題で悩まされている。特にラッシュ時のハイウェイは何車線あっても足らないほど。車社会故の出来事だ。そのため移動には余裕を持ってほしい。地下鉄ならいいけども、バスを使う際は特に。とはいえ、ハイウェイではバス専用レーンがあるので、そこまで困らないんだけど。街中の一般道では特に困らないけど、やはりハイウェイだろう。前に夕方にLAに車で着いた時、ハイウェイがかなり渋滞していて移動に時間がかかった。一般道はそこまでなので安心してほしい。

 

複数人でLAに訪れた場合、レンタカーで周る人もいるだろう。その時、フリーウェイを走ることが多いだろうけども、場合によっては渋滞に巻き込まれることもある。そのような場合には、"CARPOOLSONLY"と書いてあるレーンを走るようにしよう。カープールレーン。これは、標識に明記してある「指定人数以上」の人が乗車している車のみ通行可能なレーンなのだ。

 

LAは殆どが1人ドライバーであり、「一人一台」と言われるアメリカの車社会を象徴している。なので、カープールレーンは基本ガラガラ。複数人でいるならばここを通行すれば渋滞知らずである。とはいえ、予期せぬ渋滞も出てくるだろう。レンタカーで周る時、返却を空港などにしている場合は余裕を持ってほしい。

5.ツアー予約は早めに

世界中から観光客が集まるLA。ハリウッドなどスタジオツアーは人気である。ほぼ年中シーズンなのだが、夏場はかなり人が増える。スタジオツアーによっては予約のみで当日受付がない場所も出てくるだろう。なので、限られた滞在日数で効率よく観光するならば、事前に参加したいツアーを予約しておくのも手だろう。飛び込みで失敗した場合、かなりの痛手となるはずだ。スタジオツアーや夜景ツアーなど。人数限定、時間限定があるものは注意して頂きたい。

6.ユニバは小さい

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド。USH。大阪にUSJがあり、日本人にも馴染みがあるテーマパークのはずだ。大阪のUSJは日本人向けにアレンジされているけど、本場のUSHはそんなことはない。家族向けの施設でもあるので、日本人がわーわー騒ぐような場所ではない。また、そこまでアトラクションが多いわけではないし、客が行ける場所も広くはないので、1日潰せるわけではない。1日潰せるだろうけど、思ったよりかは「あれ、こんなもん」と思うはずだ。

7.置き引きと強盗に注意

LAはスリは少ない。さほど人が密集する場所がないので、そこまで警戒する必要ないだろう。もちろん「いない」とは言ってないので、気をつけてもらいたい。スリはいないのだが、置き引きや強盗には注意だ。レストランでの荷物、フードコートでの荷物など。場所取りでは使わないようにしよう。また、車社会アメリカなので、車上荒らしもある。レンタカーを使う人は、車を降りる際に荷物は持っておくように。貴重品を入れておくのはバカ。車内には何も残さないことが吉である。

8.お酒とタバコの取り扱いに注意

お酒とタバコを好む人は気をつけてもらいたい。アメリカは嗜好品に関してはキツい、特にカリフォルニア州は厳しい。喫煙に関しては、ほぼ好き勝手出来ない状態だ。基本公共施設内では禁煙、歩きタバコ何てNG。ホテルの客室でもダメな場合もあるので、ホテルに確認しておくといいだろう。喫煙ルームを置いていないホテルもある。吸う場合は所定の喫煙場所で。カリフォルニアでは18歳以上が喫煙可能だ。タバコを買う場合、IDを求められる可能性があるので、パスポートを所持しておこう。

 

飲酒も厳しい。日本の感覚で行くと痛い目にあう。カリオフォルニア州では21歳以上が飲酒可能だ。日本よりも未成年の飲酒に厳しい。クラブやバーなどお酒を提供する場所では、入場時や購入時にID提示がマストとなる。なのでパスポートを持っていこう。ID提示ができない場合は、追い返されたりするけども、文句は言えない。

 

人の家やホテルの客室での飲酒は問題ないけど、公共の場や歩きながらの飲酒はNG行為だ。もちろん、ビーチでの飲酒もダメである。由比ヶ浜の感覚で行くと、警察などから注意を受ける上に、周囲から冷たい目線を向けられる。罰金の可能性もあるので気をつけてもらいたい。日本ならお酒はいつも購入できるが、アメリカではお酒を深夜に販売していないこともある。バーやクラブでも提供しないで、深夜1時や2時ぐらいで閉める場合も。国によっては、日曜や祝日にお酒を販売しないところもあるぐらいだ。日本はまだまだ緩い、しっかりと現地の慣習や文化に習おう。

9.野球観戦

LAではドジャースとアナハイムのエンゼルス、2つの野球チームがある。アナハイムは遠いけど、ドジャースタジアムはダウンタウンにあるので、市内からのアクセスも容易だ。試合開催日はユニオン駅からドジャースタジアム直通の無料シャトルバスが運行する。チケット保持者なら誰でも乗ることができる。全然チケット提示しなかったけど。

 

メジャーは日本とは違い、試合開始時間が決まっていない。19時など遅い場合もある。延長も決まっていないので、帰宅時間は気をつけてもらいたい。シャトルバスは試合後も運行しており、ユニオン駅まで送ってくれるけど、かなりの人が使用するので、乗車まで時間がかかると思ってほしい。延長に入った場合は知らない。駐車場はかなりのスペースがあるので、レンタカーを使う人はこれで行くのがベスト。時間を気にしないで済む。

 

また、かなり道路が混む。ユニオン駅までは下手したら1時間以上はかかる。タクシーは常駐していないので、使う場合は電話で呼ばないといけない。チケットは当日があれば球場で購入可能。インターネットで購入することもできる。これが一番楽だ。Eチケットを印刷して持っていくだけ。試合が行われていない日も空いてるかもしれないけど、保証はしない。ちなみにグッズショップは試合が行われていない時でも空いてる、またスタジアム最上階は入場フリーなので、球場の景色を見ることもできる。路線バスで最寄りまで行き、そこから坂を登っていけば、スタジアムに到着する。週末や人気カード、ポストシーズンでなければ当日でもチケットは購入できるだろう。

 

※追記 2015年11月※

パリのテロ事件もあったので、追記させてもらいます。アメリカ全体(特に都市部)ではテロの警戒レベルを高めています。そのためスポーツなど人が集まるイベントではセキュリティも強化されています。基本的には、普段もそうですが、大きなリュックやスーツケースを会場内に持ち込むことはダメです。大学生がよく背負うリュックはダメです。ペットボトルもダメです。なので手ぶらで行くことをオススメします。少し高いと思いますが、なるべく球場内でご飯や飲み物を買いましょう。入口のセキュリティによりますが、持ち込みは没収される可能性があるので。あと入場に時間がかかることもあるので、時間には余裕を持って訪れてください。

10.英語が通じないことも

ロサンゼルスには80以上の民族が住んでいると言われている「人種のるつぼ」。もちろん民族なので、一緒にはあまりならないし、差別も当然ながら残っている。LAにはそれぞれの民族ごとにコミュニティがある。有名なのは、世界最大と言われるコリアンタウンや、ベタにチャイナタウン、タイタウン、ベトナム人エリア、日本人街など。

 

様々なエスニックタウンを訪れるのも面白いと思う、そこで気をつけてほしいのが、80以上のコミュニティがあるので、当然英語が通じない人もいるということだ。その民族で使う言葉オンリーとかあるので、全員が英語を使うとは考えないでもらいたい。メキシコ人とかスペイン語オンリーの可能性も。喋る相手で話す言語を使い分ける人もいる。基本は英語が通じるけども、頭の隅に入れておくと、いざという時に対処できるはずだ。

まとめ

LAを旅した僕が個人的に思った気をつけてもらいたいポイントを10個まとめた。アメリカは旅行に対するハードルは低い、特にカリフォルニアは日本人でも容易に行ける場所である。LAは広いでそれは知っておこう、なのでなるべく滞在には余裕を持って、時間を持って。旅行会社のツアーなら5日間や6日間など終日自由行動日が3日以上設定されているはずだ。正直3日だと時間が足らなくなって終わってしまうそうなので、5日以上あるといいかもしれない。ロサンゼルス、とても面白い場所だ。楽しい旅行にしてほしい。