El Mundo

世界89カ国に訪れた備忘録。

【アメリカ】 サンフランシスコのゲイタウン「カストロ」を歩く。

▼移転しました。自動的に以下のアドレスに移動します。▼

SFのゲイタウンを散策してみました。

1USD=約117円

 

◆はじめに

 

日本にいるとあまり出会うことはないけども、世界を旅していると「同性愛」という存在が当たり前の場所があったりする。

有名なのがタイ、ニューハーフショーなど一般化されており、とても身近な存在である。

自分の中では特に偏見とかもないし、女装やオカマという存在もテレビを通じて"当たり前"となっていることから、その姿を見ても抵抗などは感じていない。

 

世間の中ではマイノリティである同性愛。同じような気持ちを持つ人たちが集まり、一つのコミュニティを作り上げていく。日本で有名なのが「二丁目」と呼ばれる新宿二丁目エリア。大きなゲイタウンとして知られている。

生まれも育ちも新宿の僕であるが、二丁目には行ったことがない。行く用事がないからだ。

 

「どんな場所なのだろう」と好奇心を持って興味があるエリア、そして「何があるのか」というビビる気持ち。

ということで、SFにゲイの"聖地"として知られるエリアが観光地として形成されているみたいなので、行ってみることにした。行く前は少しビビっている自分がいた。

 

カストロ

 

SFのゲイタウン「カストロ」。ダウンタウンからMuniで10~15分ほどと近い場所にある。ツイン・ピークスの近くでもあるので、かなり観光客には知られているエリアだ。

 

 

メインはカストロ通りとマーケット通り。ゲイ向け?の店がたくさん建ち並んでいる。

写真で見る限りはごく普通の町。SFぽい場所である。しかしよーく見ていくと、ゲイのシンボルであるレインボーカラーが掲げられていたりするし、実際に歩いてみるとそこが「同性愛」の場所であることが分かってくる。

 

 

映画「MILK」のモデルにもなった政治家ハーヴェイ・ミルク。彼が政治家になる前に営業していたカメラ屋もこのカストロにあるようだ。

1992年に建てられたカストロ劇場が、このエリアの目印となる。

 

 

夜になるとネオンが輝く。

 

 

あちらこちらに"アチら"向けの広告やポスターが貼ってある。

 

 

中々刺激が強い。

 

 

ここがゲイタウンであることを実感さしてくれる。

 

 

 

 

 

アダルトショップも大通りに当たり前のように出店している。日本と違うのは建物の見た目は特にそうは見えない。ピンクなどそういう色は出さず、あたかも普通の商店にように見せている。

いかがわしい店とは思わないけども、店頭を見るとそこがアダルトな店だと実感。

 

 

一瞬入ろうかな?と考えてしまったけど、入る勇気はさすがになかった。ゲイに関係ない自分が入って冷やかすのは失礼にあたるだろう。その横をサングラスをかけたいかついお兄さんが普通に入店していき、「おー」と思ってしまった。

 

 

 

 

なかなかの"刺激"を受けた。僕が知らない世界。

2014年の2月までは街中を真っ裸で平気に歩いている人もいたようだ。法律で禁止されてからはいなくなったみたいだけど、つい最近までそういうのがオープンだったことに驚き。風邪ひかないのか気になってしまう。

 

 

セブンもレインボー。このフラッグは街中の至る所に掲げられている。

 

 

ゲイタウンということを除けば、そこらへんにあるようなアメリカの街並み。

 

 

 

 

現地の人はいつものように生活している。「わーわー」言ってるのは何も関係ない観光客だけだ。ゲイの方や現地の人にとってカストロは「当たり前」の存在である。

雰囲気は悪くない、むしろ面白いぐらいだ。テレビの知識しかないけど、同性愛者の方に悪い人はいないだろうと感じている。だからこそ、治安の良い(?)エリアが作られたのだろう。

 

◆アクセス

 

Muniのカストロストリート駅。Powel St.などからマーケットストリートを下がっていけば着く。

路面電車の"F"とMuni Metro"L","M"が通る。トロリーバスや路線バスもあるのだが、そこはGoogle mapで調べていただきたい。とにかく立地はいい。

ちなみに、カストロストリート近くからツイン・ピークスの近くまで行く路線バスが出ているので、そこに行く前に散策するのもありだろう。

 

 

◆おわりに

 

「日常」ではないエリアを今回は散策した。SFのゲイタウン「カストロ」。

SFの中でも落ち着いていて、穏やかなエリアだと感じた。入りがたい雰囲気などは全くなく、オープンでとてもいい場所だ。

ここに訪れて新宿二丁目に行こうという気持ちは出てこなかったけども、普段触れ合うことができないコミュニティに少しでも足を踏み入れたのはいい経験であっただろう。